抵抗器の公称値を定める標準数列には、「E3」「E6」「E12」「E24」「E48」「E96」…と、幾つかの種類があります。これらはJIS規格で定められていて(JIS C 5063:1997)、抵抗器の許容誤差が小さいほど、細かな区分になっていきます。普段店頭で目にしたり、実際の設計に用いるのはE24系列あたりです。ですが、今回は回路の特性(まあフィルタの中心周波数なんだけど)に精度が欲しかったので、1.47kΩ、5.90kΩという、E48系列の抵抗を使おうと思ったわけです。
困るのが入手先で、精度のいい抵抗はあまり使う人が居ないので、売ってる場所も少ないわけです。Digikeyなら買えるんですが(1.47kなら\17)、送料のこともあり、少量の部品の購入には使いづらいのでダメ。かといって「秋葉原では見かけたことがないなあ」と困っていました。ですが、ググってみたら海神無線さん(ラジオデパート2F)で売っているようなので、買ってきてみました。
当日は、夕方ラジオデパートに行きました。部品が天井までずらっと並んでいる小売店の間の通路を進み、エスカレーターで2Fに上がり、なんとか閉店前にお店に着きました。店頭で「1/4WでE48系列の抵抗が欲しいのですが」と訊ねると、「E96がありますよ」との返事。...