2014/06/12

[雑記]秋葉原でE96系列の抵抗が買えるお店「海神無線」

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 抵抗器の公称値を定める標準数列には、「E3」「E6」「E12」「E24」「E48」「E96」…と、幾つかの種類があります。これらはJIS規格で定められていて(JIS C 5063:1997)、抵抗器の許容誤差が小さいほど、細かな区分になっていきます。普段店頭で目にしたり、実際の設計に用いるのはE24系列あたりです。ですが、今回は回路の特性(まあフィルタの中心周波数なんだけど)に精度が欲しかったので、1.47kΩ、5.90kΩという、E48系列の抵抗を使おうと思ったわけです。

 困るのが入手先で、精度のいい抵抗はあまり使う人が居ないので、売ってる場所も少ないわけです。Digikeyなら買えるんですが(1.47kなら\17)、送料のこともあり、少量の部品の購入には使いづらいのでダメ。かといって「秋葉原では見かけたことがないなあ」と困っていました。ですが、ググってみたら海神無線さん(ラジオデパート2F)で売っているようなので、買ってきてみました。

 当日は、夕方ラジオデパートに行きました。部品が天井までずらっと並んでいる小売店の間の通路を進み、エスカレーターで2Fに上がり、なんとか閉店前にお店に着きました。店頭で「1/4WでE48系列の抵抗が欲しいのですが」と訊ねると、「E96がありますよ」との返事。メモを見せたら、カウンターの奥、壁にずらっと積み上げられている小さな段ボール箱の中から、選んで持ってきて下さいました。値段は1本38円。学割(-10%)も使えるという不思議、そして抵抗値を書いてくれるという親切さ。
E96系列の抵抗。赤だから許容誤差2%?
デスクの蛍光灯ライトの下で撮ったけど、露光計で+1、ホワイトバランスを曇天か何かにしないと、抵抗の色が暗すぎて分からなくなってしまった。

 買って思ったんですけど、やっぱりカラーコードがはちゃめちゃですね。1.47kΩが茶黄紫茶茶赤で、590kΩは緑白黒橙茶赤。6本もあるし。

 ということで、抵抗を買うだけの(でも記憶に留めておく価値はありそうな)話でした。
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