今までハンダゴテはgoot CXR-41(30W)を利用していました。しかし、熱容量不足でベタパターンになっているGNDに繋がるピンがまともにハンダ付け出来なかったり、はんだ吸い取り線をまともに使えないなどの問題がありました。
そこで、自作基板に表面実装を使うようになってきたこともあって、温度コントローラー付きで高性能なものを買うことにしました。
まず、ハンダゴテを作っているメーカーは、私の知っている有名所では
- Hakko
- 大洋電気産業(gootブランド)
- hozan
です。海外のメーカーですとWellerなどもあるようですね。
このあたりで探していたところ、Hakkoの「FX-951」と、gootの「RX-802」辺りがちょうどマッチするかなと思いました。
FX-951とRX-802の違い
次に、これらを比較してみたのですが、正直言ってどちらも似たようなものな気がします。…と、これではまとめにならないので、2つの製品の違いを書き出してみました。FX-951にあるもの
- こて台のコテを検知して、スリープする機能
- ESDセーフ(RX-802にもあるのかも?)
- ド派手な、どこでも目立つ見た目
RX-802にあるもの
- こて台に、クリーナーとして、スポンジとメッシュ金属の両方を置くことができる
- 温度変化時に、温度表示がFX-951より細かく出る
値段ですが、この記事を書いた時は、AmazonでRX-802が\20,173、FX-951が\24,800でした。RX-802の方がちょっと安めですね。
立ち上がり時間はやはりRX-802の方に分があります。RX-802、本当に直ぐ使えるようになります。実測で、RX-802(9s) > FX-951(16s)でしょうか。FX-951に関しては以下の動画で立ち上がり時の様子を見ることが出来ます。
DigitalThis - Hakko FX 951 review: http://youtu.be/PeKWE4RZl2g via @YouTube
FX-951を使ってきた
実は、FX-951は秋葉原にある「はんだづけカフェ」で利用することが出来ます。実物を触らないで購入するのも怖かったので、実際に行って使ってきてみました。で、実機の感想としては- こて台にコテを挿すとスリープする機能は、むしろ不便。なぜって、一々温度がスリープ時の設定値にまで落ちるから。途中からコテ検知するコード抜いて使ってた。
- RX-802に比べると、立ち上がりが遅い。そして、温度表示が更新されるのが秒間2回とかなので、かなり離散的で滑らかでなかった。
といったところ。正直、思っていたよりも期待はずれでした。RX-802の方が総合的な完成度が高いかな…。
それで、結果的にRX-802をAmazonで購入しました。そうそう、買うときは専用のこて先も一緒に購入しましょう。本体に付いてないんですよね…。