2016/05/28

[旅行]諏訪・清里 1日め

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GWに諏訪・清里あたりを旅行してきました。「旅行したいが日程もお財布も余裕がないぞ!」という感じで、比較的東京から近い諏訪と清里になりました。

 実際、山梨・長野近辺の宿泊施設の値段をじゃらんで眺めていたんですが、他の地域(軽井沢~上田等)と比べると、諏訪は温泉旅館でも1万円前後で割安、空き部屋も他と比べると多い感じでした。
 今年は御柱祭を行う「オンバシライヤー」らしいですが、特に見たいと思っていたわけではなく、でも行った日は丁度御柱祭の翌日という何ともタイミングの悪い感じになってしまいました。

ガイドブック : 「るるぶ 清里 蓼科 八ケ岳 諏訪 '17」を持って行きました。他に意外と清里と諏訪が両方載っているものがないです。清里だけなら「ことりっぷ 清里・八ヶ岳・南アルプス」とかオススメです。古いものだと「清里・蓼科・美ケ原('02~'03) アイじゃぱん27」も両方載っていて、自分はこれも参考にしました。

日程 

(観光地を太線にしてみました)
1日め : バスタ新宿 09:25 (京王バス 新宿~茅野・諏訪・岡谷線 3805便) 12:38 下諏訪駅 …(徒歩)… 諏訪大社下社春宮 …(徒歩5分)… 万治の石仏…(徒歩5分)… 清明祥世庵[昼食] …(徒歩15分)… 下諏訪駅 -(中央本線 普通)- 上諏訪駅 …(徒歩15分)… 諏訪湖間欠泉センター …(徒歩10分)… 油屋旅館[泊]

2日め : 油屋旅館 …(徒歩5分)… 上諏訪駅 …(徒歩15分)… 高島城・高島城公園 …(徒歩15分)… 真澄 蔵元ショップ Cella …(徒歩15分)… 上諏訪駅 -(中央本線 普通)- 小淵沢駅 -(小海線 普通)- 清里駅 -(タクシー)- 清泉寮 …(徒歩10分)… キープファームショップ …(徒歩)… 学校寮[泊]

3日め : 学校寮 …(徒歩)… 清里駅 -(清里バス)- まきばの丘公園 -(清里バス)- 八ヶ岳倶楽部 …(徒歩30分)… 甲斐大泉温泉パノラマの湯 …(徒歩5分)… 甲斐大泉駅 -(小海線 八ヶ岳高原号)- 小淵沢駅 -(中央本線 ホリデー快速ビューやまなし)- 立川駅


1日め

1日めから順に書いていきます。

 まずは高速バスで東京から脱出します。諏訪に行く公共交通機関というと電車かバスです。
  • 特急あずさ (JR東日本 運賃3,570円 + 特急料金2,810円 = 6,380円)
  • 高速バス (京王バス 新宿~茅野・諏訪・岡谷線 3,200円)
どっちを選ぶかは、時間を取るか値段を取るかでしょうか。高速バスは渋滞する可能性に注意しましょう。また、あずさは快適ですが、高速バスも言うほど悪くないと思いました。トイレついてますし。スーパーあずさの自由席は、中央本線が山岳路線で少し小さい車両であるためか、ちょっと快適度が落ちる気がします。バスの大きなデメリットは、駅から離れたところに停留所があることですかね。

 あずさに安く乗りたい人 :
「学割を使う」、「あずさ回数券を金券ショップで購入」、「えきねっとトクだ値を使う」という方法があります。あずさ回数券は本来は6枚綴りですが、金券ショップだと1枚ずつ購入できます。指定席券売機などで指定席予約ができますし、自由席であれば回数券をそのまま改札に通すだけで乗れます。ちなみに、新宿~上諏訪・下諏訪のあずさ回数券は、例えばJ-マーケットという金券ショップだと4,330円で購入できます

 バスに乗りたい人 :
予約は早めに取る。並びの席は段々取れなくなっていくのと、新宿~甲府、新宿~諏訪の線は、電車に対して安い公共交通機関としてそれなりに人気が有る気がします。


 さて、旅の始まりはバスタ新宿です。最近できた総合バスターミナルですね。
バスタ新宿
綺麗でいいんですが、売店がないのがつらかったです。朝コーヒー飲まないと死ぬ人間にとっては特に。これから(運賃安めの)バスに乗る旅行者は、テイクアウトが500円とかのお洒落なカフェではなく、コンビニを求めている気がする…。出店すればとても儲かりそうなのに。
大月の辺りで、一瞬だけ富士山が見えました。
甲府盆地に入ると、左側に南アルプスの山々が見えてきます。これは夜叉神~鳳凰三山~甲斐駒ケ岳。
バスは双葉SAで一度休憩を取ります。10分だけですが…。

茅ヶ岳が見えてきました。八ヶ岳に似ていて、かつ八ヶ岳の手前にあるので、ニセ八ヶ岳として有名です。
 バスは「下諏訪」につきます。困ったことに下諏訪駅から徒歩5分くらいのところです。そのまま諏訪大社に行くならいいのですが、荷物をロッカーに預けたかったので下諏訪駅まで歩きます。

下諏訪駅
下諏訪駅はこんな感じ。駅舎が綺麗ですね。改札も自動改札になっていました。Suicaの爆発的普及も後押ししたんですかね…。
下諏訪駅前
駅前に御柱が立っている
 駅前は…ご飯食べるところ無いの?という感じで…田舎だと駅の位置≠中心部なことがよくありますが、そのパターンなんでしょうか。

 荷物を預けたら、諏訪大社に向かいます。諏訪大社は下社と上社、更に春宮と秋宮の4つがあり、下社は下諏訪、上社は茅野辺りにあるので、車かツアーバスでないと回るのが大変です。今回は、下諏訪で神様が今いる下社春宮に行くことにしました。
 著名な神社だとは思うんですが、八坂神社や宇佐神宮、伊勢神宮などと比べると人はまばらだなあという感じがします。まあ、そっちの方が落ち着いて見れるので自分は嬉しいのですが。
下馬橋なるものらしい。よく残っていたなあ。
手水舎。ユキノシタの仲間がいい味出している。
諏訪大社下宮春宮です。ややこしい。神様も忙しいな。


この紋と色が気に入りました。ちなみに諏訪大社は上宮と下宮で紋が違うらしいんですが、お家騒動によるものらしいです。後世にまでゴタゴタが残っちゃうなんてなあ。

いい感じ
よくある郵便局
その次に、万治の石仏に行きました。





岡本太郎の石碑。うーん絵があるわけではなかったか。
のどかですね。微妙にマンションが建ってたりするのがアンバランス。
毒沢鉱泉ってすごい名前。左の十間堂茶屋に行ってみたかったんですが、途中で迷ってやめました。
何やさんなのかよく分からない。理髪店?温泉?
さて、そろそろお腹が減ってきたので、どこか適当な店に入ることにしました。近くにあった「清明祥世庵」というお蕎麦屋さんに。田舎の食事処は、昼の閉まる時間が早かったりして食事にあぶれることも多かったんですが、14時位に入っても営業していました。よかった。
 旬真っ盛り!の山菜の天麩羅を頂きました。美味しかった…。海辺に比べると内陸は食事がよくないとはよく聞く話ですが、山の幸もいいものですね。
 (日本全国大体そばはよくご当地名物のように言われますけれど、うーんそんな違いがあるんだろうか…。)
 ちなみに、諏訪が特産の食品って正直あまり思いつかないんですが(調べると味噌天丼とかあるらしいですね)、「鰻」だけはガイドブックやら何やらによく紹介されています。う、鰻…。諏訪の食べログ1位のお店もうなぎ。かじかの唐揚げがとても美味しそう。

清明祥世庵
メニュー
山菜の天麩羅そば。満足。

人の家を勝手に撮影するのはどうかと思ったけれど。傾いている家コレクションの1。諏訪は傾いている家がとても多かった…。
帰りに見つけたカフェ。今度来るならお昼はこういうところで食べるのも悪くないなあ。


このつぎはぎ具合も面白い。元の建物どんな感じだったんだろう。



 昼食を済ませたら、上諏訪へと移動します。秋宮に行っても良かったんですが、途中から雨がポツポツ降り始めてしまったので、本降りにならないうちに旅館に行こうと思ったためです。上諏訪へは中央本線の普通列車で5分です。本数もそれなりにあります。車窓を眺めながら、あーさっきここバスで通ったな…とか思っていると着いちゃいます。
思ったより人がいる駅だった。
そういえば岡谷は精密機器の街でしたね。歩いていても実感なかったけれど。

下諏訪駅です。駅名票を見ると一番来た実感するあたり、JRに毒されている。
上諏訪駅の名物、ホームにある足湯。5分あればダッシュで入れる
上諏訪駅に着いたら雨が降りそうだったので、間欠泉センターだけ見て旅館に収まることにしました(間欠泉センターの間欠泉は1日6回程度しか噴き上がらない…)。
 間欠泉センターは、雨でも30人位の見学客の方々がいました。ガイドブックの説明を事前に見てきたんですが、「間欠泉が次第に出なくなってしまったので、コンプレッサーで今は噴き出させている」と書いてあってムムムとなりました…。実際見たら結構良かったです。遊覧船とかから見えたらもっといいかも。
歪んでいる建物2
歩いて来ました、間欠泉センター。途中で間欠泉が枯れちゃったんですね…
なんだろう、凄い噴き上がりそうなオーラがでている
これが天然で噴き出しているの、昔の人が見たら腰抜かしただろうな…。結構長く噴き出していたけれど、お客さんは途中で飽きて帰りはじめるのでなんとも言えない気持ち。
湖にある謎の島。人工島なんだろうか?手こぎボートで行ってみたい気もするが、帰ってこれなさそう。
謎のモニュメント。諏訪はバブル期に開発が進んだんだろうか。現代アートを扱う美術館もそれなりにある気がする。
どんよりとした天気で、遊覧船のあひる(白鳥?)も憂鬱そうだ。
  間欠泉センターの後は、今回泊まる旅館に行きました。油屋旅館さんです。インターネットから予約した時は約10,000[円/(人・泊)]だったのでそんなでもないだろうなと(失礼)思っていたのですが、とてもよいお宿でした。
 夕食が仕切られていない食事処だったので(まあ仕方ない)、若干周囲の目が気になるのはあったんですが、料理も美味しく、部屋も綺麗、温泉も露天は眺めがよく、とてもいい息抜きになりました。
 また、今回の宿泊プランだと時間貸しの貸切風呂を利用できたのですが、なるほど貸切風呂ってこんな感じなんですね…。なるほどなるほど…。自宅に檜風呂欲しくなります。
今回宿泊した油屋旅館。
ロビー。長居したくなる。うちにもほしい。
貸切風呂。コンパクト
貸切風呂、なんだか離れの部屋についているのを使うらしい。いいのか?wとなった
最近リニューアルされたらしいモダンルームに泊まってみた。なるほど、調度品が一々現代的でお洒落だ。梁とストーブ、コンセントは名残だなあ。
夕食!
夕食は、「えっこれ1万円でいいの!?(うるさい)」と思わず叫びたくなる程度に満足でした。一品一品工夫がしてあって面白いですね。山には山の料理の魅せ方があるんだなと思いました。でも一番気に入ったのは蓬豆腐。
 おまけ。下の写真の「りんどう 諏訪浪漫BEER」というのがめっちゃ美味しかったです。個人的に凄い好きな味です。今調べたら麗人という諏訪五蔵の1つが製造元なんですね。

この地ビールが自分好みでめっちゃよかった。お土産に買おうとして忘れていた。

ご当地の天気予報。来たなーって実感が湧く。生活圏に自分も参加している気分。
こんな行政専用チャンネルもあるんですか
ローカルTVでは御柱祭のことだけずっとやってた…。すごい


1日めはこのような行程で観光しました。

他の見どころ

今回行けなかったけれど良さそうなところを挙げておきます。

下諏訪
・諏訪大社下社秋宮・宝物殿 : 秋に神様がおわすところです。宝物館はあまり取り上げられていないが見てみたい。
・下諏訪町立 歴史民俗資料館 : 諏訪大社の次に下諏訪っぽい場所だと思う。
・中山道下諏訪宿 本陣 岩波家 : 本陣、地味にどこも行ったこと無いので…
・今井邦子文学館
・諏訪湖 時の科学館 儀象堂 : 水運儀象台は見てみたいかも。
 秋宮近くに中山道の下諏訪宿があったため、その付近は歴史的な雰囲気のある街並み…らしいです。春宮~秋宮も徒歩で15分、秋宮~駅も15分くらいなので、ちょうど駅~春宮~秋宮~駅と廻ると、一通りみていい感じになるのかもしれない。レンタサイクルで回ると更にいいかも。
 下諏訪観光協会のガイドマップがとても参考になります。

上諏訪
・諏訪五蔵巡り : 国道沿いに5軒立ち並ぶ酒造を巡ります。こんな近くに酒蔵がいっぱいあるところ、あまり他にないみたいです。全部廻りたい人は、酒造めぐりチケットを買うみたいです。トランスペシエにも紹介されています(記事)。
・諏訪湖 ダックツアー : 水陸両用車によるツアー。水陸両用車が楽しいのかは不明。アメリカによくありそう。
・片倉館 仙人風呂 : テルマエ・ロマエのロケ地らしい。瀟洒な内装が有名。
・諏訪湖 遊覧船 : とりあえず遊覧船ってなんか乗りますよね?


2日めへ続きます

この旅行記へのリンク
[旅行]諏訪・清里 1日め
[旅行]諏訪・清里 2日め
[旅行]諏訪・清里 3日め
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