2014/08/25

[電子工作]Sparkの技適について

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 論より証拠、実際に買ってみたら、CC3000モジュールに技適マークが印刷されていました。
Spark Coreの写真。CC3000モジュールに技適マークが書かれていることが分かる。
上の写真で説明は事足りてしまったんですが、届く前は以下のような内容のある記事となっていました。

まえがき

「IoT(Internet of Things)」という単語が今年のトレンドのようになって、ニュースなどでも目にすることが多くなってきました。そんなIoTに欠かせないのが無線モジュールです。"Things"にいちいちLANケーブルを繋ぐのは、あまりいいことではないですからね(床がスパゲッティになっちゃう)。
日本におけるテクノロジのハイプ・サイクルを示した図[1]。「モノのインターネット」は黎明期にあることが分かります。

Sparkとは

無線モジュールの中で、私はSparkというものが気になっています。STM32F103が裏側に乗っていて、DIPパッケージなのでブレッドボードに挿しやすい。そしてなんといってもホームページが新しくて綺麗で(パララックスサイト、ミニマルでフラットなデザイン、全画面の画像とか…)、Web IDEも充実してそうです。
 しかし、これを日本で使う時には、「技適」という問題が出てきます。

技適とは

技適とは、「この機械なら、日本で電波出していいよー」という証明のようなもので、これを受けないと、その機械から電波を出すことが日本では違法になってしまいます。なので、使う無線モジュールが技適を通っているかというのは、些細なことに思われますが結構重要な問題なんです。もちろんSparkに関しても、日本で使うなら「技適(技術基準適合証明)に通っているか」という問題があります。
 ややこしいのは、「技適」は日本だけでの証明であることです。アメリカではFCCという規格になりますし、欧州ならばCEです。なので、海外製品だと「日本だけのために、お金を出して技適を通す」なんてことはしない場合も多いです(Simフリー端末などにありがち)。

 それで、調べたところ、技適を受けてるみたいです。
 Sparkの無線通信部には、Texas InstrumentsのCC3000MODというモジュールが載っています。で、こいつはTIが技適を通したみたいです。CC3000MODで画像検索すると、表面に技適マークの付いたものと付いていないものが出てきますが、技適受けたのが平成25年4月のようなので、その前後でパッケージが変わったのでしょうか。
 なので、Sparkは日本でも使えますね、やったー。

参考

[1] "ガートナー | プレス・リリース | 「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表"、http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20131015-01.html、2014/08/25閲覧
これってハイプ・サイクルって言うんですね。専門用語覚えられないので、「トレンドのキーワードがどこらへんにあるのか示してる、3次曲線を平行移動したみたいなやつ」って言ってました…。

Spark | Open source IoT toolkit
Spark公式サイト。デザインがとても綺麗。日本の組み込み系もそろそろこれを見習って新しくしてほしい。

CC3000 Product Certification - Texas Instruments Wiki
TI公式なので、ここが一番詳しいです。

総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
CC3000MODが技適受けてることは、総務省公式も書いてます。

Can I use SparkCore in Japan? - Spark
Sparkの掲示板にあった、技適に関するTopic。

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